八咫烏

サッカー日本代表の胸にいる三本足のカラスは日本書記に登場する神の使いであり、大変に高貴な神獣なのであるけれども、カラスといえば一般的にキモイ。都会においてはゴミあさりであり、西洋においては死を呼ぶとされる不吉な奴である。
しかしながら、よく見れば彼らの羽は黒一色などではなく、すべての色を含んだ黒なのである。観察してみれば分かるが、光の当たり具合によっては緑や紫の光をはらんでいるのであるのですよ。
2002年ワールドカップ以降はアジアにおいてさえあまりうだつのあがらない日本サッカーの象徴がカラスというのはなんとも適切であるようだけれども、本当はこんなもんじゃない、はずですよね、たぶん。
イングランドのスリーライオンズや韓国の虎なんてのは確かにカッコいいが、フランスサッカー協会のシンボルはニワトリなんだし、八咫烏は神獣なんですよ、ってことですよ。
よりによってカラスなんかシンボルに据えたJFAの蛮勇を、なんとか誇りに変えてやろうよという一介のサポが書きます。