日本 0-1 中国 @広島ビッグアーチ @テレ朝

結果が既に速報されているにも関わらず、ダイジェスト放送であるにも関わらず、力を入れて見てしまうあたり、やはりそこに「魂」があるからなんだろうなぁ。
やりたいことが観てる側にも明確に提示されていて、できる限りシンプルにそして前へ、という点では最近の代表チームの中で抜きん出ていると思う。
A代表よりは五輪代表の方がシンプルに明確だと思っているが、女子はさらにシンプルじゃないだろうか。誰もが自分の持てるテクニックをちゃんと分かっているし、意志を持っているように思う。しかし、ワンタッチプレーってあんなにうまく繋がるものなんだ?じゃぁなんでA代表はできないんだろうか、と考えたくもないのに思わずにはいられない。綺麗過ぎるほど綺麗にボールが繋がるのはそれだけで見てて気持ちいい。もちろん裏には広島ビッグアーチのグラウンドキーパーの技量が隠されてるんだろうな。あの雨でさえ芝ははがれず、水もたまらず、素晴らしいコンディションだった。
五輪出場権の懸かった準決勝の舞台が国立であり、審判団がヨーロッパ勢であったのは良しとして、決勝の舞台がなぜ広島で、なぜ主審が韓国(?)なんだろうか。決勝を地方でやるなってことじゃないけど、広島ってのは中国が準決勝を戦った舞台なんだよね。せめて中立地でやらないことには、と思う。審判が出場国から出てるなんてことも本当に有り得ないよなぁ。AFCの審判育成の意義は認めるが、せめて日本、中国と戦ってないところから持って来いよ、と。
そういうわけでPKの判定にはなおさら疑問がつく。日本がとってもらえなかったファウルも見られたし。後半も終了間際、エリア内で、後ろからのチャージ、なんて重大なの見過ごしていいのかなぁ。しかし大和撫子は抗議とかそういう無粋なことはしないのですね。勝ち抜くためには多少身につけないといけないかもしれない。北朝鮮と3-0だった時にも交代選手は走ってピッチを後にしてて、とても清々しくてよかった。ああ、やっぱりそのすがすがしいままでいいよ、いいとも。
ともあれ五輪出場おめでとう。雨の中でひたむきに走る彼女達の姿はとても多くの人の心をつかんだに違いない。
Woman of the Matchは丸山桂里奈です。得点してないけど、表情だけで。川上直子も素敵だけどな。内容的にはGK山郷のぞみだろうけども。スターがいるってのはいいことです。澤穂希は名前かっこよすぎです。
あと、JFA女子サッカーの公式記録がまばらにしかないってのはやる気ないですね。