U-23日本 1-1 トルコ選抜 @味スタ観戦

課題突きつけられた守備 闘莉王退場でもろさ露呈


 田中達が負傷離脱、平山も完調には遠く、2トップは大久保と高松が組んだ。2人が先発するのは昨年11月のカタール代表戦以来2度目。実験的な意味合いも濃かったが、無得点に終わったことは期待外れだ。
 だが、それ以上にこの1失点は痛い。7月上旬の五輪代表候補合宿から招集するオーバーエージ(24歳以上)枠について、山本監督は「連係を合わせるのに時間がかかる」と、守りの選手の起用に消極的だからだ。
 右MFから前半途中に右DFにシフトした徳永を含め、先発した守備的な選手6人は、本番でもベストメンバーになるはずだ。しかし、故障気味の闘莉王が前半だけで退くと、途端にもろくなった。後半8分、ロングボールを放り込まれてゴール前で競り負け、先制点を許した。
 同43分、森崎浩のCKを今野が頭で決めて追いついたが、その直後にも守備ラインの裏を突かれ、ポスト直撃のシュートを打たれた。「やってきた成果を少しずつ出したい」と話していた山本監督は、大きな課題を突きつけられた。  
足元に入りすぎるパスが多くてもたついた場面が多かったような。もっとスペースで受けるパス出せるといいんだけどなぁ。
あとボールをもらったら前を向く、っていう選択を真っ先にする奴が少なすぎる。まず自陣を向いてから、っていうのでは崩しきれませんよ。