日本、イングランドと分ける…小野が同点ゴール


 サッカーの国際親善試合、日本代表ーイングランド代表は1日午後8時過ぎ(日本時間2日午前4時過ぎ)、英・マンチェスターでキックオフ。イングランドが22分にFWオーウェンのゴールで先制したが、日本は53分、MF小野のゴールで同点に追いつき、引き分けた。

 チェコアイスランド相手に2連勝中の日本にとって、特に守備面が試される1戦。先発メンバーはアイスランド戦と同じで、2トップは久保と玉田。欧州選手権を控えたイングランドはMFベッカム、FWオーウェンのほか、18歳のFWルーニーらベストメンバー。

 立ち上がりからイングランドが攻勢。5分、右CKをDFテリーがヘッドで合わせたが、ゴール前にいたMF小野がギリギリのところでクリアし、ピンチをしのぐ。15分過ぎには、ベッカムのFKがこぼれたところをMFランパードがミドル。これも日本が体を張って防いだ。

 22分、MFジェラードの強烈なミドルシュートをGK楢崎がはじき、詰めていたオーウェンが押し込んでイングランドが先制した。

 日本は29分、MF中村のミドルシュートをGKジェームズが好セーブ。30分にも小野がミドルを放つなど、相手DFラインの前のスペースを使い、反撃に出る。33分には、右CKからDF宮本が頭でゴールを狙うが、惜しくもポストの右に外れた。

 両チームとも選手交代なしで後半へ。日本は53分、中盤の中村から左サイドでパスを受けたMF三都主からの低いクロスを、小野が中央で合わせて同点ゴールを決めた。

 日本は60分過ぎ、2トップの玉田と久保を下げ、柳沢と鈴木を投入。中盤でボールキープし主導権を握り始め、中村、小野を起点に勝ち越しゴールを狙う。75分、中村が左足で強烈なシュートを放つが、ゴールやや右へ外れた。

 得点が欲しいイングランドは75分過ぎ、2トップのオーウェンルーニーらを下げ、ヘスキーらを投入。

 84分、日本は相手ゴール前の絶好の位置でFK。中村が直接狙ったが、ゴール上へ。

 日本は終盤のイングランドの攻めをしのぎ、引き分けた。(時間は暫定)

(2004/6/2/07:05 読売新聞 無断転載禁止)

特に意味はないんだけど、無断転載禁止なんて書いてあるからつい。。。